子育て中のお母様! ママのお口の中は大丈夫でしょうか?
赤ちゃんのお母さんや、周りの大人のお口の中に虫歯菌がいると
産れてきた赤ちゃんに、すぐ悪い細菌が感染してしまいます。
レッスン 1
まずは、ご両親、ご家族の方はしっかり虫歯を治しお口の中を整えましょう。
感染してお子さんが虫歯になると、子育ても大変です。
レッスン 2
産まれてきたお子様は、母乳で育てていますか?それとも、ミルクでしょうか?
母乳は、噛んで噛んで飲んでいます。母乳で育つと、顎とお口の周りの筋肉が鍛えられ
大きくなった時の噛む力、歯並び、鼻呼吸にも影響します。
もし、母乳でなくミルクの場合は、哺乳瓶の乳首のメーカーを工夫して下さい。
おススメはNUK。この乳首を使うと、赤ちゃんは初めすごく力を使うので
嫌がるかもしれませんが
慣れてくると、母乳を飲んでいるお子様に近い状態で育てられます。
又、赤ちゃんが指しゃぶりをする場合も NUK のおしゃぶりを使ってみるのも良いです。
指しゃぶりは歯並びに影響しますし、癖もなかなか取れなくなります。
レッスン 3
歯磨きは首がすわった頃、歯の生える前から
歯が生える前に歯ブラシを当てる場所は、下の前歯のこれから歯が出てくる予定の
歯茎の土手の所です。朝晩してあげて下さい。
この朝晩の習慣づけを赤ちゃんに覚えてもらうのが大切です。
使う歯ブラシは、毛の硬さが柔らかめの子供用か仕上げ磨きようの歯ブラシで!
磨く時の力加減はやさしく、力を抜いて、ママが自分の手の甲を磨いて
気持ち良いと思う感覚です。
赤ちゃんが気持ち良いと思うのが大事です。
レッスン 4
生後半年もすると(個人差あります)、下の前歯が生えてきます。
歯が生えてきても、力を入れてゴシゴシ歯磨きする必要はありません。
くれぐれも優しく優しく。
赤ちゃんがママの歯磨きを大好きになってもらえるように笑顔で!
歯磨きの際は、ほんのゴマ粒ほどのホームジェルをつけて磨いて下さい。
うがいの必要はありません。また、たくさんつけたからといって大きな効果が
期待できるものでもありません。最小限で最大限の効果を。
レッスン 5
お子様が1歳を過ぎた頃から、キシリトール100%製品を使用しましょう。
現在、日本ではラムネ状のものが売られています。
このラムネをキッチンばさみで切ったり、包丁の後ろなどで砕いて
お子様に1日3回以上与えると良いです。
キシリトール100%とうたって市販されている、歯医者が作ったチョコレートや
ハードキャンディーには、歯を溶かす成分の入っている商品もありますので
気をつけて下さい。できれば、歯科医師・歯科衛生士さんに相談して下さい。
レッスン 6
離乳食が始まると、天然のジュースだから、牛乳だから大丈夫と思ってしまい
こまめな水分補給の際、ついつい赤ちゃんに飲ませてしまう場合があります。
できるだけお水かお茶にしましょう。
ジュースや牛乳は、食事やおやつの決まった時間に!
レッスン 7
お子様が2歳の誕生日を迎えたら、虫歯菌がどれだけ感染しているかの検査を
受けてあげて下さい。
お子さんにどれだけ虫歯菌がいて、今後どれだけの虫歯の発症率があるか?
ホームケアで何々をしたら良いか、歯医者さんで教えてくれます。
ママがしっかり子供の情報を持っていることが大事です。
他のママはママ、私は私。
歯科予防は人それぞれの方法が必要です。
子育て歯科は、力を抜いて楽しみながらしていきましょうね。
お子様ひとり一人に合わせたホームケアを実践してあげて下さい。